外壁塗装における色決めのポイントとは?カラーシミュレーションもご紹介!
外壁塗装を実施する際、最も難しいのが塗装の色を決めることです。
家の外観の大半は色で決まり、それが家の第一印象になります。
そのためできるだけ失敗したくはありませんが、実際に塗ってみるまで色が想像できないということはよくあります。
そこで今回は、外壁塗装の色決めのポイントと、色決めの際の便利ツール・カラーシミュレーションをご紹介します。
□外壁の色を決める際のポイント
外壁の色を決める際には、失敗しないためのポイントが存在します。
下記でご紹介するポイントを意識しながら、外壁の色を決めてみてください。
*落ち着いた色を採用する
好きな色を外壁に採用したい気持ちはよく分かりますが、好きな色が家に似合う色とは限りません。
外壁は洋服を選ぶのとは違い、簡単に決めた色を変えられません。
塗り替えには費用も時間もかかるので、失敗したくないとお考えの方は落ち着いた色合いを選ぶようにしましょう。
*汚れが目立ちにくい色を選ぶ
大気中には必ず汚れが存在しており、ホコリや砂などの汚れは長い時間をかけて外壁に付着・蓄積していきます。
いくら外壁の美しさにこだわっても、すぐに汚れてしまっては意味がありません。
特に少しでもメンテナンスの手間を減らしたい方は、グレーやブラウンなど汚れが目立ちにくい色を採用するのがおすすめです。
また汚れにくさだけでなく、退色しにくさに気を付けて色を選ぶことで外壁塗装を頻繁に行わなくて済みます。
*大きめのサンプルでカラーを確かめる
色には面積効果という特殊な効果があり、面積が広くなると色が薄く、狭くなると色が濃く見えることがあります。
外壁は面積がとても広いので、色が分散して想像より薄く感じるという方も多くいらっしゃいます。
外壁の色選びの際には、カタログサイズで選ばず大きめのカラーサンプルで色を確認することが大切です。
*日光の下で色を確かめる
カラーサンプルを屋内だけで確認するのも避けましょう。
屋内で見るのと屋外で見るのでは色が全く違って見えるからです。
外壁は屋外から見るので、カラーサンプルを実際に日光に当ててみて色を確かめることで正確に色を把握できます。
できるなら天気が良い日だけでなく、雨の日や曇りの日も確認するのが良いと言われています。
*希望に近い色の家を実際に探してみる
最も良いのは、希望の色を採用している家を探して実際の色味をほぼ実物大で確かめる方法です。
住宅サイズのカラーサンプルは入手できないので、実際に希望の色を使っている家をカラーサンプルにすることで具体的に色をイメージできます。
また、どのように色褪せするか、汚れやすいかなどを確認するのにも適しています。
他にも地域によっては、景観保護条例が定められている場所があります。
美しい町並みを保つために、景観保護条例により浮いた色の外壁にしないよう色が限定されているのです。
京都などはその代表と言えるでしょう。
景観に気を遣っている自治体にお住いの方は、あらかじめ条例を確認してから色決めに移りましょう。
外壁塗装はさまざまなポイントを意識しながら色を決めなければ、イメージと異なる完成になる可能性は大いにあります。
塗装の施工中もこまめに色の具合を確認しておくと、最悪色を変えたいと感じた時にすぐに施工会社に問い合わせられるので、ある程度工事の進捗も見ておくことをおすすめします。
□カラーシミュレーションをご存知ですか?
外壁の色を決めるための便利ツールに、カラーシミュレーションというものがあります。
カラーシミュレーションとは、パソコンに取り込んだ住宅の画像に外壁や屋根、雨戸や雨どいなどの付帯部の色を簡単に当てはめて画像を生成できる、外壁塗装のシミュレーションツールです。
どんな色を採用するとどのような見た目になるのか、大まかなイメージづくりのお手伝いをしてくれます。
施工会社によってサービスとして展開しているところやカラーシミュレーションを導入していないところなどさまざまなので、あらかじめカラーシミュレーションができるか問い合わせておいてください。
□カラーシミュレーションを使った色決めの注意点
カラーシミュレーションは外壁塗装においてとても便利なツールですが、使用の際には注意点もあります。
・画面上の色と実際の塗料では色に差異がある
・面積効果により実物の方が薄く感じることがある
・サンプルの住宅とご自宅の形が異なるためイメージが変わることがある
上記はカラーシミュレーションを使う際の代表的な注意点です。
カラーシミュレーションはあくまでシミュレーションツールであり、画面で見る色と実際の色には大きな差が生じることがあります。
カラーシミュレーションでは、組み合わせたい色の相性や大まかな色のイメージを確かめられるので、うまくカラーサンプルとシミュレーションを使い分けながら、失敗のない外壁塗装を目指しましょう。
□まとめ
外壁の色決めの際のポイントをいくつかご紹介しました。
とにかく、カラーサンプルと実際の塗料の色は少し異なることを覚悟しておかなければいけません。
そのうえで、少しでも具体的に色をイメージするために、大きめのカラーサンプルや今回ご紹介したカラーシミュレーションを活用してみてください。
長崎周辺で外壁塗装をご検討中の方は、お気軽に当社までご相談ください。