外壁塗装の色選びで失敗しないために!色見本の活用法や種類について解説します!
外壁塗装では、決める必要がある要素が多すぎるため、悩まれる方は多くいらっしゃいます。
色を決める際に「色見本」というのを用いて考えますが、どのように活用したら良いのでしょうか。
そこで今回の記事では、色見本の活用法や種類について解説します。
□色見本の種類について
色見本とは、使用する色のサンプルのことを言います。
色見本にはたくさんの種類があるので、ここでは多くの方が使用する色見本をいくつかご紹介します。
1つ目は、色見本帳です。
多くの方が外壁塗装の色を決める際に利用されるのが、この色見本帳です。
厚紙の上に実際に使われる塗料が塗られており、一度にたくさんの色を見られるため便利なものです。
塗料の機能や価格に関するこだわりがあり、使用する塗料が元から決まっている方、大まかな好みの色を調べたい方にオススメです。
また、使用する塗料によっては、色が限られる場合があるので注意が必要です。
色見本帳に掲載されていない色の場合は、近い色・同系色の別の色になる可能性があります。
パンプレットと一緒になっている場合、実際の塗料とは異なる色をした、印刷用のインクで色を出している場合があります。
そのような場合、実際の塗料の色と差異が生じる場合があるので注意が必要です。
2つ目は、実際の塗料を使用した塗り板です。
塗り板は、実際に使用する塗料が使われているため、仕上がりに一番近いイメージをつかめる良さがあります。
メーカーで作成される場合、または塗装店・リフォーム店で作成する場合もあります。
多くの場合、A4サイズの板に実際に外壁に使用する塗料が塗られているため、大きなサイズで色を確認できます。
色見本帳のみを参考にするのではなく、塗り板も用いた方がより完成イメージがしやすくなるでしょう。
色が大まかに決まっており、最終確認をしたい方にオススメです。
塗り板を作成する場合、費用が発生する可能性があるので事前に把握しておくと良いでしょう。
ある程度色を絞った後で、塗り板を検討されることをオススメします。
3つ目は、カラーシミュレーションです。
カラーシミュレーションとは、パソコンに住宅の写真を取り込み、複数のカラーパターンで外壁や屋根をシミュレーションするものです。
ワンクリックで色を変えられるため、様々な色を簡単にシミュレーションできる良さがあります。
ツートンの外壁や、玄関周りや窓周りだけ部分的に色を変えることも可能なので、完成のイメージをしやすくなります。
自分の家に色を当てはめ、完成イメージを知りたい方や、複数の色を使用しておしゃれな色使いにしたい方にオススメです。
実施していない会社もあり、作成に費用が発生する会社もあるので注意が必要です。
また、モニターの色と実際の色は少し差があるので、実際に色は実物の色見本をもとに決めると良いでしょう。
□色見本の活用法について
まず、どんな印象の家にしたいかのイメージを固めましょう。
この段階で色名や番号など、明確に決める必要はありません。
最初に何も決めずに色見本から選ぼうとした場合、逆に迷ってしまう可能性があります。
そのため、頭の中で色の系統や方向性を定めておき、大まかにイメージをもとに決めていくと良いでしょう。
次に、イメージに近い建物を探します。
ある程度家の印象を決めた後は、近所の建物を眺めてみることをオススメします。
そこでイメージに近い建物が見つかれば、色見本と比較しながら検討していきます。
使用する塗料や色が絞れたら、A4の塗り板を入手しましょう。
作成には1週間程度の期間を要しますが、カタログよりもサイズが大きく、実際に塗料を使用しているため、実際の印象に近くなります。
光の当たり方やツヤ感、窓や冊子などとの相性を確認するために、重要な役割を持つ色見本です。
そして、色見本やカラーシミュレーションは参考程度にすると良いでしょう。
便利なものではありますが、それだけに頼りすぎてしまうとイメージとは少し違う可能性が出てしまうので注意が必要です。
□色選びをする際の注意点について
ここでは、色選びをする際の注意点を2つ解説するので、ぜひお役立てください。
1つ目は、ツヤ感を意識することです、
意外と見落としがちなポイントではありますが、外壁塗装においてツヤ感はとても重要です。
ツヤには大きく分けて、「ツヤあり」と「ツヤ消し」の2つがあります。
ツヤ感によって、家の印象が大きく変わるため、どちらが合っているか見極めることが大切です。
2つ目は、周りの景観についても考慮することです。
「自分の好きな色で塗りたい」とお考えの方も多くいらっしゃるでしょうが、その土地の雰囲気や景色に配慮することは大切です。
近隣とは全く異なる家になってしまうと、反感を買う可能性もあります。
近隣の家と同系色にする必要はありませんが、浮いた色にならないように注意すると良いでしょう。
また、地域によっては地方自治体から景観形成のガイドラインが発行されていることもあるので、一度確認しておくことをオススメします。
□まとめ
今回は、色見本の活用法や種類について解説しました。
外壁塗装の色選びでお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。
何か疑問点や聞きたいことがある場合は、お気軽に当社までご相談ください。