いつ屋根塗装する?最適な時期や季節をご紹介!
屋根塗装の最適なタイミングや季節をご存知でしょうか。
実は屋根塗装には向いている季節や、推奨されているタイミングがあります。
今回は屋根塗装に最適な季節と時期について紹介します。
塗装を適切に行わないとどうなってしまうのかについても紹介していますので、ぜひ最後までお読みください。
□屋根塗装に最適な季節とは?
屋根塗装は、塗装を行う条件となる気温・湿度が「湿度85パーセント未満、気温5度以上」と定められていることがほとんどです。
そして、この条件を満たしやすい春(3月から5月)と秋(9月から11月)の期間が屋根塗装で人気の期間になっています。
ただし、それぞれの季節にはメリットとデメリットの両面がありますので、ご自身の家の屋根塗装が最適な時期は、以下の特徴を参考にして考えてみると良いでしょう。
*春の屋根塗装
春は施工に向いた気温・湿度の時期が続くため、予定通りに塗装が完了しやすいと言うメリットがあります。
一方で、施工に向いている時期であるため屋根塗装の依頼が集中しやすく、希望通りの日に工事ができない可能性があります。
*夏の屋根塗装
夏は塗料が最も乾きやすい時期ですので、雨の無い日が続けば予定よりも早く塗装が完了することもあります。
デメリットは夕立が発生することがあるため、その影響で逆に工期が延びる可能性があることです。
*秋の屋根塗装
秋も春と同様、施工に向いた気候が続く季節です。
デメリットも春と同じく、依頼が集中する時期であることが挙げられます。
さらに秋は台風が多く到来するシーズンのため、こちらも予定通りに進まなくなる原因になります。
*冬の屋根塗装
太平洋側の地域では冬は晴天が多く、工事が予定通り進みやすくなります。
ただし、気温が低いほど塗料が乾燥しにくくなるため、工期が比較的長くなる傾向にあります。
5度を下回る気温では屋根塗装ができません。
積雪のある地域では、雪が原因で屋根塗装が遅延することもあります。
□屋根塗装を行う時期は?
外壁塗装を行う時期は、前回の塗装から10年と言われています。
しかし、屋根塗装は外壁塗装よりも劣化スピードが早くなるため、8年ごとの塗り替えがおすすめです。
屋根は外壁とは違い、常に紫外線や雨にさらされています。
そのため、約8年で塗装に使う塗料の耐用年数を迎えます。
また、目安の塗り替え時期は8年ごとと紹介しましたが、新築を建ててから初めて屋根塗装を行う場合、屋根材の種類によって目安になる時期が異なります。
・トタンは7年から10年
・スレートは8年から15年
・セメント瓦は10年から20年
・ガルバリウム鋼板は10年から25年
・粘土瓦は30年以上
これが初めて屋根塗装をする際の、屋根材別の塗り替え時期の目安です。
屋根材によって、20年以上時期に開きがあることが分かります。
2回目以降の屋根塗装は、先ほど紹介したように8年スパンがおすすめです。
*屋根の劣化症状が見られる場合について
耐用年数が経過していない場合でも、屋根に塗装の劣化症状が出ている場合は塗り替えをおすすめします。
劣化症状にはしばらく放置しても問題ない症状から、早急に対応した方が良い症状までありますので、家に当てはまる症状がないか確認してみてください。
1つ目の症状は、室内の雨漏りです。
雨漏りを放置していると、屋根だけでなく建物全体の劣化スピードが上昇します。
また、カビの発生による健康被害が出る可能性もありますので、早急に業者を呼びましょう。
2つ目は屋根のひび割れです。
屋根のひび割れは外部から衝撃を受けるか、塗装が劣化したことにより発生します。
どちらにしても放置しているとそこから劣化が進行していき、建物内部にまで劣化がひろがってしまう可能性があります。
こちらも雨漏り同様、早急に対処しましょう。
3つ目の症状は、屋根の剥がれです。
屋根塗装の塗膜が劣化したことにより生じる剥がれは、雨風を受けることで周囲も一緒にどんどん剥がれていきます。
早めに対処しましょう。
4つ目の症状は、コケや藻、サビの発生です。
これらは塗膜の劣化が始まっているサインで、保護機能が弱まり、防水機能が機能していないことが原因です。
そのため重大な症状が出る前に塗装を行うことをおすすめします。
□屋根塗装を行わないままだとどうなるのか?
屋根塗装のタイミングを逃したまま放置してしまうと、屋根の下の防水シートや野地板(屋根下部に貼られている板)が腐食してしまい、再塗装だけでは取り返しがつかない状態になってしまいます。
特に野地板にまで浸水できる状態になっていると、家が劣化して長く暮らせなくなってしまいます。
この場合には家の腐食を防ぐため、屋根全体を葺き替える必要が出てくるでしょう。
葺き替えには当然ながら、屋根塗装の何倍ものお金と手間がかかります。
□まとめ
今回は屋根塗装に最適な季節と時期について紹介しました。
屋根塗装をしないままだと、塗膜が劣化して家の内部に水が入り込むようになり、家自体の耐用年数が縮まってしまいます。
また、目安として8年で再塗装することをおすすめします。
長崎周辺で屋根塗装を検討されている方は、お気軽に当社までご相談ください。