屋根塗装はいつ行えば良い？最適な時期をお伝えします！

長崎市で外壁塗装・屋根工事ならみどり建装にお任せください！

住宅を様々な影響から守っている屋根は、他の箇所よりも劣化が早く進みやすい部位です。
そのため、定期的に塗装を塗り替えてメンテナンスをしないと、重大な被害に繋がってしまう恐れがあります。
とはいえ、いつ、何を目安に屋根塗装を実施すれば良いのか分からない方も多いと思います。
また、外壁塗装は築10年を目安に塗り替えるべきだとされていますが、屋根塗装も同様に10年を基準にして塗り替えれば良いものなのでしょうか。

そこで今回は、屋根塗装の適切な時期について解説していきます。
適切なタイミングで屋根塗装を塗り替えて、快適な暮らしを長く続けられるようにしましょう。

□屋根塗装をするべき時期の目安は築10年⁉

屋根塗装ではなく、外壁塗装を塗り替えるべき時期としては、一般的に築10年が目安といわれています。
10年が基準として考えられている理由は、新築から10年が経過すると外壁の劣化が目立ち始めるからです。

しかし、外壁塗装とは違い、屋根塗装は必ずしも10年を目安に塗り替えれば良いわけではありません。
たとえ、外壁と同じ塗料を使っていても、築10年経てば塗り替えれば良いとは言えないのです。

その理由としては、外壁塗装に比べて、屋根塗装の耐用年数が短いことが挙げられます。
屋根は外壁よりも雨風や紫外線の影響を強く受ける部分なので、より速いスピードで劣化が進行します。
そのため、外壁塗装よりも寿命が短く、10年よりも前に塗り替えを行わなければならないのが事実です。

こうした点を踏まえると、屋根塗装は8年を目安に塗り替えるのが適切だといえます。
新築、もしくは前回リフォーム時から8年が経過すると、屋根の劣化症状が目立ち始めるので、8年を目安にして屋根塗装を検討しましょう。

また、具体的な耐用年数については、塗料を塗る屋根材の種類によっても違いがあります。
以下の耐用年数を目安に、必要な時期が来たら屋根塗装の塗り替えを検討してください。

・トタン：7～10年
・スレート：8～15
・セメント瓦：15～20年
・ガルバリウム鋼板：10～25年
・粘土瓦：30年以上

□屋根塗装の判断基準になる劣化症状について

「屋根塗装は8年を目安に塗り替えると良い」とここまでお伝えしてきましたが、屋根の状態によっては、それよりも早く塗装を行わなければいけないこともあります。
ここでは、塗装の塗り替えが必要になる劣化症状について、3つのレベルに分けてご紹介します。

1.今すぐに修繕が必要な劣化症状

「瓦の滑落」「敷板金の浮き・釘抜け」「漆喰の劣化・剥がれ」このような劣化症状が見られた場合には、今すぐに塗装を塗り替える必要があります。
これらの症状が発生している場合には、外壁の内側にある下地が、外部の影響を直接受けている可能性が考えられます。
下地がダメージを負ってしまうと、雨漏りをはじめとした深刻なリスクが発生する恐れがあるので、今すぐに屋根塗装をしてメンテナンスしなければいけません。

2.早めの検討が必要になる劣化症状

「コケ・カビの発生」「瓦の反り・ひび割れ」は、そこまで急いで補修する必要はないものの、なるべく早めの塗装が必要になっている状態です。
これらの症状が現れ始めると、今まで以上に早く塗膜の劣化が進んでいきます。
そのため、できるだけ早く塗装の塗り替えを行って、甚大な被害が出る前に外壁を補修することが大切です。

3.そこまで問題の大きくない劣化症状

劣化症状が「屋根材の色あせ」のみに留まっている場合は、急いで塗り替える必要はありません。
ただし、「色あせ」は劣化のスタートを合図するものなので、その後は上2つのような症状が現れていないか、定期的にチェックするようにしましょう。

□屋根塗装では季節も重要⁉

屋根塗装を塗り替えるべき時期としては、築8年や屋根の劣化症状を目安にするだけでなく、「季節」にも塗装に適した時期と適していない時期があります。
ここからは、屋根塗装に適した季節について、地域別にお伝えしていきます。

＊豪雪地帯では「夏」が最適

大量の雪が降る北海道や東北などの地域では、気温が高く塗料が乾きやすい「夏」に塗装を行うのが望ましいです。
逆に、冬場の塗装は絶対に避けなければいけません。
気温が5℃以下になると、塗料がしっかりと固まらなくなってしまうので、温暖で雪による被害のない「夏」に塗装を実施しましょう。

＊雪が降らない地域では春・秋が適切

雪が降らない地域であれば、「春」か「秋」に塗装を実施するのが適切です。
気温の高い夏場も塗料を乾かす点については最適ですが、逆に気温が高くなりすぎると、塗料に気泡が生じて仕上がりが悪くなってしまうことがあります。
そのため、暑くもなく寒くもない、ちょうど良い気温の「春」か「秋」に屋根塗装を実施しましょう。

＊台風や梅雨の被害が大きい地域は「春」がベスト

台風や梅雨による風雨被害が大きい地域であれば、「春」に屋根塗装を行うのが最適でしょう。
6月から7月にかけての梅雨の時期や、台風の多い8月から10月にかけては、屋根塗装を行う時期としては適していません。
塗料がしっかり乾燥して、質の高い塗装を実施できるように、梅雨が始まる前の「春」の季節に屋根塗装を行うようにしましょう。

□まとめ

屋根塗装を行うべき時期としては、新築もしくは前回リフォームから8年が経過したタイミングが目安になりますが、必ずしも8年が経ってから塗り替えれば良いわけではありません。
屋根に現れた劣化症状によっては、今すぐに補修しなければいけない場合もあるので、状況を確認して適切なタイミングで塗装を実施するようにしましょう。